Marble Workshopについて

ミュージアムとインフォーマルラーニングにおける
新たな学びの場を共にデザインします

合同会社マーブルワークショップの前身である「任意団体マーブルワークショップ」は、ミュージアムの各施設にあわせたオリジナルワークショップを企画・開発・運営することを目的に2011年8月に結成されました。メンバーは青山学院大学ワークショップデザイナー育成講座の修了生と賛同してくれるボランティアで構成されていました。

結成から3年、全国のミュージアムをはじめ、様々なインフォーマルラーニングの場で活動を展開してまいりましたが、社会の中でワークショップという手法による学びをより普及させていくため、組織を発展的解消し、2014年7月2日に合同会社マーブルワークショップとして新たなスタートをきることとなりました。

今後はミュージアムを中心としながらも、インフォーマル・フォーマル問わず、お客様の伝えたいことや目指したい「学び」を、共に悩み考えながらカタチにしてくスタイルで事業を展開していきます。

Marbleworkshopとは

Marbleというネーミングに込めた意味を紹介します。

Marble の “M” は Museum の “M“ 。

ただそこに居るだけでもワクワクする博物館(ミュージアム)。日本にある博物館は約5,700館(文化庁博物館総合サイト)といわれ、その分野(館種)、展示やプログラムも多岐にわたります。郷土の歴史や自然を学ぶことができる郷土博物館、歴史や考古等がテーマ博物館、美術館、自然史博物館、動物園、植物園、水族館、科学館も博物館です。

「マーブル」のイメージは大理石ではなく「マーブルチョコレート」。あらゆる分野の博物館の持つ魅力を「マーブルチョコレート」ととらえ、それらを活かすというところからすべてははじまります。それは、モノ(資料)、コト(過去現在未来を問わない出来事)、バ(博物館空間だけでなく、博物館の所在する地域)、そこに関わるヒト、全てです。
博物館を舞台にしたワークショップ、そしてプロジェクトに関わる人々が、“チョコレートが、解けて、交わり、新たな風味や加わり、これまでにないものができる”ような時間・コミュニケーション・学びをつくりたいと考えています。

ミュージアムの持つ「そこにしかない」モノ×コト×バ×ヒトの魅力を最大限に活かすこと

ミュージアムのスタッフ・参加者・わたしたちの“コミュニケーション”を大切に、関わるヒトたち全てにとって “学び”の機会を創造すること

を目指して活動を行ってまいります。

ご相談がございましたら、お気軽に info☆marblews.com (☆を@に変更してください)までご連絡ください。

STAFF

合同会社マーブルワークショップ 代表
高尾 戸美

1974年東京生まれ。小学校以降は札幌で過ごす。大学は北海道教育大学岩見沢校社会教育課程に所属。文化人類学を専攻し、アイヌ文化を学びつつ豊平川さけ科学館にて、河川調査・魚類飼育・教育普及活動等の業務をアルバイトやボランティアとして関わったことから、今後の人生では博物館と関わっていくことを決心しました。

北海道教育大学大学院修了後は、札幌市豊平川さけ科学館での勤務、2000年〜2005年国立科学博物館勤務を経て、2005年〜2011年まで株式会社乃村工藝社による全国の博物館展示の企画・設計・施行プロジェクトや調査業務に従事する傍ら、日本ミュージアムマネージメント学会活動(JMMAチルドレンズミュージアム研究会に所属)や、大学教員および学芸員ら有志による巡回展「川と海を旅する魚たち」展のプロジェクトに参加し、国内外のミュージアムにて活動を行って来ました。

2011年には青山学院大学ワークショップデザイナー育成講座(7期生)を受講し、ワークショップについて多様な社会人仲間と学び直しの機会を得ました。修了後は、仲間と任意団体「マーブルワークショップ」を設立し、代表として全国のミュージアムにてワークショップ活動を開始。2012年以降、学芸員養成課程における非常勤講師として博物館界の人材育成にも携わっています。

2017年2月から2023年2月までは、多摩六都科学館にて研究・交流グループのリーダー、特別研究員、多文化共生コーディネーターとして、学芸業務、「多摩北部広域子ども体験塾」のプロデュースを中心とした地域連携プログラム企画運営の他、多文化共生プロジェクトを立ち上げ展開してきました。

2020年世界中が大混乱に陥った新型コロナウイルス感染症の影響下では、全国のミュージアム仲間有志で、Facebookグループ「ミュージアムの新型コロナウィルス対応情報共有」を立ち上げ運営し、オンラインイベント「COVID-19*Museums Online cafe」を通じて対面が難しい環境におけるコミュニケーションの場づくりに取り組んできました。

そして、2023年4月、岡山大学大学院社会文化科学研究科に進学。文化人類学を専攻し、社会人大学院生として学び直しをしながら、ミュージアムにおける多文化共生とやさしい日本語の普及につとめるべく奔走しています。

これまでの経歴等については、以下のResearch Map をご覧ください。   https://researchmap.jp/hiromi_takao